私が見た怪物の話をしよう
いつかタイミングがあれば観劇のまとめブログを書きたいなあと思ってはや数年。
せっかくなので『聖なる怪物』をはてブロに載せることにしました!
ドルオタブログをそのまま使うので暇な人は私のラブアイドルの話も読んでいってね…☆
あらすじを書くというより自分が感じたことなどを書き連ねているだけ。
誰かの何かの考えに共鳴できたら嬉しいな~~~
『聖なる怪物』
まずはさっくり感想
『聖なる怪物』の初期印象はこんな感じ。
山川神父:キリスト教の神父で善の存在
町月:連続殺人鬼の死刑囚で悪の存在。
=神父が自身を「神」と称する青年にマインドコントロールのように翻弄されていく物語かな?というのが最初の予想でした。
が予想は外れ、私の言葉で言うならばまず町月は偶像崇拝、形容される「神」よりも大きな枠組みの領域である「聖なるもの」
そして山川神父と町月は善悪という対立する存在ではなく“表裏一体”の存在、でした。
▶裏返した靴下のように、善性の裏には悪性が。でも果たしてどちらが表か?裏か?そもそも善とは?悪とは?
▶善悪でくくること自体が劣ってるよねって話(町月の靴下理論)
【余談】
「聖なる怪物」の英題を"The Sacred Men"(聖人)と名付けている&HPのURLだよ〜ってことが発信されましたね!
なんかもうそれが答えな気がする。怖。
山川神父と町月の力関係
人々の告白を受け入れる山川神父。
罪人の教誨のために刑務所を訪れ町月に会う…までは山川神父が「上位」の存在。
ところが、ただの頭の可笑しい死刑囚だと思っていた町月が
“じゃあこれは?”
と差した指先に光が宿る。この瞬間、実はもう山川神父と町月の立場は逆転したんじゃないかな。勿論山川神父はそれをまだ認めていないけど。
ティーチインで「蝋燭が6本=7という完全な数字から1足りないもの」という意味が込められていたとお話があったのでこの「1」も意味があると思います。
カトリックにおいて1は神を表す。
言葉だけでなく“奇跡”をもって町月は「神=自分が上位の存在」であることを示したのではないのかな?
そして驚愕の表情で目を見開く山川神父を置いて町月は去っていく。その口元が愉快そうに歪み笑っていたことに山川神父は気付かない、、、。
▶ほんと、この時の凌くんが恐ろしくて大好き。どこが大人しい引きこもりだって!?聖なる怪物が玩具を見つけて遊び始めた瞬間ですよ。
気になったワードの話
『記念品』
洋ドラのクリミナルマインドが好きだった私が懐かしいーー!?って叫んだ笑 シリアルキラーは殺した相手の持ち物などを持ち去り大切に保管したり身に付けたりするんですよね。
山川神父が大事に身に着けている十字架を記念品?と揶揄うように聞いた町月は、〈山川真之〉の正体を分かっていたんだろうなあ。
ところで山川神父、加賀谷さん、舞ちゃんのお母さんと十字架三者三様だったね!一番俗っぽい加賀谷さんはギンギラで舞ちゃんのお母さんは華奢なデザイン。
山川神父のはなんだか「白い汚れ」のある年季の入ったものでした。ふ~ん。。。
『神はどんなこともお赦しになります』『殺人はだめでしょう?』『そんなことするはずないじゃないですか』
答えているようで、答えていない。
殺人の罪について山川神父は一度も明確な答えを言わないんですよね〜無意識に自分の罪を思い出さないようにしているのかな…なんて😉
『統合してあげようと思ったけど無理みたい』
終盤、山川神父をガン詰めした町月のワード。
▶この時の板尾さんの顔スキ
きっと町月は記念品の問の時点で統合を図っていたと思います。
でも山川神父は「認めない」から統合できない。
加賀谷さんには「認めるところから始まるのですよ」と山川神父は語っていたのにね。
また「レイヤー」「人格」「僕たち」…など“統合”と繋がる言葉が作中に散りばめられているのですが、恐らく全て正解。あらゆる意味を含んでる。
そして統合せずに分離したまま自分は去ってやるよ(死刑執行)、みたいな町月。
『気に触るようなことを言ったのなら謝るよ』
『真実を連れて行かないでくれ』
『友達になりたかった』
鳥頭すぎて気分を害しただったか気に触るだったかはたまた違う言い方だったか忘れたwwwwんだけどこういうニュアンス。
完全に立場が逆転していることを示す台詞だったと思う。
それまでなんとか町月に対抗していた山川神父が膝をつきへりくだる。
最後にはキャソックを脱ぎ捨てアルコールに逃げる直人の〈山川真之〉が本音を叫ぶようになるわけで。
そして赦しを乞うた先の結果がエンディングの描写となる。
気になった演出の話
『聖書の上に座る町月』
椅子の上に置いてある聖書にそのまま座る町月…ものすごい好きだった笑
町月にとってひとつの宗教でしかないそれがどうでもよいもの、自分はより上位の存在であること、を示す性格の悪いシーンだな〜って思ったwww
その侮辱さえも遊びなんだろうな。良い表情してた。
『カーテンの逆五芒星』
終盤の告解シーン。
子供の殺人を告白するヤバイおじさん。の時だけカーテンに映る影が逆五芒星もしくは六芒星、はたま2つをミックスしたもの…?になっていました。
逆五芒星なら悪魔的意味
六芒星なら相反する性質の現れ
どっちでもありえるな〜〜
そしてそれは、今までは跳ねのけていた存在が教会に入れるようになってしまった
=教会が「善悪の境界」としての役割を持てなくなったことを示していると思います。
町月のせい(お陰)で形としての教会/境界はとっくに崩壊してたしね。
今回、登場人物そのものや教会、刑務所の実在性を問う感想が多くあります。
山川の心が見せるものなんじゃないか、みたいな。
たぶんそれも全部正解なんだろうなあ。
天秤の傾きと同じように、あの教会は実在の建物であり山川神父の精神世界。
だから崩壊は“真実”
『靴下の猫と舞ちゃん』
身体きっしょい猫のぬいぐるみ出てきたーー!と思ったら靴下で出来てた。
真っ白なワンピースを着ていた時から思っていたけどやっぱり舞ちゃんは一度別レイヤーに行って“町月たち”と統合していたんだろうな。
山川神父の告白を受け入れしょーがないから舞ちゃんを還してあげた町月。
でも舞ちゃんは“次の町月”になったにすぎない。
大人びた口調はそういうことじゃないかな。元の舞ちゃんは消えた。
『神父のあの姿』
みんな大好き!まるでドレスかのような真っ白衣裳の板尾さん!
私はあの姿は別のレイヤーへ統合された“山川”だと思っています。
町月に赦された“山川”はもう神父ではないから十字架を持っていない。
それに作中で真っ白な衣装なのは元々町月と舞ちゃんだけなんですよね。
その二人と同じになったのは…そういうことかなと。
影は黒とは限らない
またその最後の山川が立っている場所にも意味があるんじゃないかなー?と。
あそこには元々大きな白いカーテンが掛かってましたよね。
『目に見えないけれど、確実に存在する不気味な影を踏んでしまう物語』
という一文がパンフレットにあります。
実際町月は最初の方に山川神父に見える?と聞くシーンがあります。
また山川神父の基本の立ち位置がカーテン前、つまりカーテンを背にするシーンが多くありました。
そして白頭巾の話も…(舞ちゃんのお母さんが白頭巾の話をした時、山川神父はまるでそれを知っていたかのようだったネ)
山川の赦しのシーンも白頭巾の男(町月)に背後から包まれて終わります。
▶凌くんのインスタの投稿で初めて思ったんだけどこのシーンまるで山川に天使の羽が生えているみたいだった!やはり別レイヤーに行ってしまったんだね…。
松田凌 / Ryo Matsuda on Instagram: "#舞台 #聖なる怪物 https://thesacredmen.com/"
つまり常に“影”は山川のすぐ傍にいたんだと思います。
そして最後にその影と同じものを纏って成り変わった。
それが、最後の真っ白な山川の姿だった…と。
ざくざくっとですが私が感じた『聖なる怪物』の話でした!
何度か加筆修正はすると思います。
正直最初はなんか微妙だな~と思ったんですよね笑
ただ咀嚼すればするほど不思議な味がしてくる。ついには色々と考えや新しい発見がでてくるのだからまんまと私も“影”を踏んでしまった気分です。
(ほんとにほんとに正直なところ足りない部分たくさんある脚本演出だと思うし好みは別れると思う。ただよーくよーく咀嚼してたら何かが見えてきた笑 簡単に他人に薦められる作品ではないかな。
凌くんの変化するお芝居と板尾さんの可哀想な顔が好きでした)
もしこの物語がまた上演ないし何かの形で出てくるのならば、と思い物語の具体的なところには触れませんでした。
田山事件のこともね!あれをどう捉え、山川を、町月をどうみるかも自由な訳です。
私は事実だと思ってるよ
誰かがこの影に触れた時に、良い意味でぞっとしてくれたら幸いです🥳
私がみた『世界でいちばん美しい~鎌倉物語~』
こんにちはこんばんは~~!!!!!!!
横原悠毅×椿泰我 通称「よこつば」W主演ミュージカル『世界でいちばん美しい~鎌倉物語~』(せかうつ)がいよいよ大千秋楽を迎えます!!
最高ビジュとあらすじを読んでから楽しみにしていた本ミュージカルですが、今回も原作読まずに「初見の新鮮さ」で観劇しました。
観劇自体一度だけだったのではてブロを書く気は無かったのですが…良い意味で心に刺さった部分があり、せっかくなので感じたものを文字に起こすことにしました。
ブログというよりも備忘録かな?
細かい所や作品の全体感を知りたい方は他のPINKyの感想を探してみてね😉♡
※10/31に観劇したので記憶違いあるかも!ニュアンスで読んでくださいね
◆『死』とは、『生』とは。
いきなり副題重くね?と思ったあなた。ごめんね。私もそう思う~~でもこれを考えるに至ったのは横原くん演じるせったクンの言葉がきっかけでした。
「友達がいなかったら死んでた」
「僕を殺すことは誰もできないよ」
前者は幼い頃の椿くん演じるトオルとのシーン。
後者はまさにせったクンに死が迫るシーンです。
原作未読だよ~という話は文頭にもしましたが、あらすじと「せったクンが亡くなる」ということだけは知っていました。
どんな亡くなり方をするのかまでは知らなかったので前者のシーンの時は(事故とかで死んじゃうのかな…)などと想像しながら泣きそうになってました。妄想力が高いのですぐ涙腺緩みます。特技です。
変わり者(恐らくせったクンはサヴァン症候群などじゃないかな、と思う)で同級生には馬鹿にされるばかりだったせったクン。
そんな彼にいつも笑顔で(椿くんの笑顔がまじで可愛いごはんおかわりできる)接し、そして運命であるピアノに出逢わせてくれたトオルはせったクンにとって唯一無二の「友達」でした。
自分を奇異の目で見ることもなく、勉強ができなくても馬鹿にせず、一緒に遊び大好きなものを共有し、そして熱中できるピアノに出逢わせてくれたトオルはせったクンにとって人生の支えであり、救いだったのだと思います。
もしトオルがいなかったら?きっとせったクンの世界は酷く狭く苦しいものだったと思います。
誰も受け入れてくれず、どこにも行けず、何者にもなれない。それはつまり他者によって殺されるようなもの。死の世界。
そんなものが詰まっているように感じて、幼いせったクンの、それも純粋な
「友達がいなかったら死んでた」
の一言は私に大きく刺さりました。
ピアノを弾きながらさらりと言う、という演出がなおそう思わせたのかも。よこぴーのお芝居とても良かった…。
(トオルはトオルで、ちゃんとせったクンの才能に嫉妬したり言動に怒ったりするのだけどでも最後には「せったクンは凄いな」というリスペクトを持って共に居続けたのが人間臭くて好きでした。
だって大体どっちかじゃない?トオルはこっから一度クソ捻くれるのかな!?それとも超光の主人公タイプ!?って思ったらそうじゃなかった。
でもトオルのような人間性の方が「リアル」な気がしたし、せったクンがトオルをそういう人間にさせた気もする。無意識にお互いに相手の人生に花を与えたのかも。
もう、この時点で「美しい」よね…)
マウトラでも思ったけど椿くんは陽の中の陰を感じさせる、心の機微な表現がとても良い~
そうして成長していく二人に様々なめちゃハピコメディなども巻き起こっていき(プッチーニ♪が可愛すぎるみんなでオペラを作ろうぜ)(信頼の原田優一あまりに最高すぎLOVE)(指揮やってるのについオペラ見入っちゃってアワアワするせったクン保護案件)(こんなに幸せなのにせったクン死んじゃうのは嘘じゃん?)などど思っているうちに運命のシーンとなります…。心のツイート多
実は舞台冒頭であの原田さんが出てきた時、死神みたいだな、と思ったのです。
だからきっと最後はあの役がせったクンを連れてっちゃうんだ…と。
悲しいけれどその予想は当たり、そして残念ながら想像とは違った死を迎えるのです。
あまりに衝撃的な、悲劇。
けれどその時にせったクンが歌ったのが『音楽の旅人』でした。
〈僕は音楽の旅人だ 僕を殺すことは誰にもできないよ〉
幼い頃、「友達がいなかったら死んでた」なんて言っていたせったクン。
でも今の彼にはトオルをはじめたくさんの温かい人々と愛、音楽がある。
その出会いのお陰で、窮屈な人生を歩む死の未来は消え去り、せったクンは自由な「音楽の旅人」になることができたのです。
これは単純な生き物としての生死の話ではなくて、魂や心といった一人の人間の尊厳、在り方なのだと思いました。
例え生き物として生きていても、心が死んでしまっていてはそれは死んでいるのと同じ。
だからせったクンは死神の刃に倒れても【他者に殺される】なんてことはない。
音楽の旅人として【自由に生き続ける】
わたしはそのせったクンの在り方を“美しい”と感じました。
こうして悲しみの中でもせったクンという光がみんなを照らしながら、物語は終幕を迎えました。
私は舞台観劇が趣味ですが古典とか有名作品に詳しいわけではありません。
でも、主人公たちが音楽や愛に出会い、最後には“死神”が攫ってしまう悲しくも美しい物語性がまるで「オペラみたいだな」と感じました。
なるほどだから鎌倉物語か、なんて。
感じ方は人それぞれですし、原作を読めばまた変わると思います。
あと観た回数とか演じるごとに芝居も変わるしね!
みんなのみたせかうつはどんな物語だったんだろう。ただの悲劇、ではなかったよね。
なにはともあれ、せかうつ千秋楽。鎌倉物語の最後も美しく終わりを迎えられますように!
最後に一言だけいい?
よこぴのせったクンビジュドツボなんですけど考えたの誰~~~~!?!?!?!?!?大感謝
「アナザー・カントリー」~ここではないどこか~
こんにちはこんばんは。
Jr.SP和田優希くんが座長を務め、我らがIMPACTors鈴木大河くんも出演する舞台「アナザー・カントリー」を観てきました!
元々は1981年に初演を迎えた舞台作品であり、それを原作とした1984年の映画が有名な今作。
1930年代のイングランドの全寮制パブリックスクールに通う少年たちの物語……なわけですが当時の社会的・宗教的背景が色濃く現れており、日本人には少々難しいかも?というのが正直な感想です。
また「新鮮な気持ちで舞台を観る」のが好きなので今回も事前に映画は履修せずに挑みましたが、観劇後脳内を整理すために映画のレビューとか見ちゃった!えへ!
これは映画見た方が理解度が深まる気がするな~~っっ見ます
歴史的背景に触れて感想を綴ってくれる方は多いと思うので、私の感想はちょっと違う側面からアプローチして書いてみました。
まだ一回しか見てないので嚙み砕きながらです。。。
※ネタバレあります
※二回目・東京千秋楽後に加筆した部分はこの色になってるよ~!
1.同性愛というタブー
ベネットは自由奔放な同性愛者であり問題児でした。が、その実頭の回転は速く度胸も教養も身に付けている。なにより顔がめちゃくちゃ良い。だって和田優希だもん。
彼もまたカリスマの持ち主なんだと思います。だからこそ問題行動があってもトゥエンティ・トゥー(スクールカーストのトップみたいなもの)のメンバー入りに近かったわけですから。
異端児であってもエリートの道をゆくベネット。
が、結局は「同性愛者」であることを原因として裏切られるわけです。いや、利用され排除された。
多くの生徒と関係を持ったけれども彼らにとっては「若気の至り」「暇つぶし」でしかなかった。愛も無いし同性愛は「タブー」なわけですから。
※ここから宗教と同性愛について触れるけど私は専門家じゃないよ!!
※ギリギリ知っているぼんやり知識から感想を語っているよ!!!
1930年代は現代よりもはるかに同性愛に対して忌避の目がありました。
そもそも、キリスト教において同性愛は許されるものではありません。日本以上にキリスト教と密接に生きているヨーロッパでは同性愛者は宗教上の「罪」の存在であり、子を成せない同性行為は認められるものではありませんでした。
※宗教上禁じてても影では…とか暗黙の了解で…というのはあるあるです。なので寮内でそういったことが蔓延していたと思われます。
※なお、実際キリストが同性愛を禁じたわけではないよね?という考えもあります。宗教というのは人・宗派の数だけ解釈があります。宗派によっては性的嗜好としての同性愛は認めるが行為は禁止…という考えもあったりするので。
そこでふと「同性愛は禁忌」とされる根拠って何が引用されることが多いっけ?と思い再確認したところ<新約聖書 コリント人への第一の手紙>がヒットする、のですが。
一部の内容が「アナザー・カントリー」の、彼らに重なるな~と思ったのです。
※聖書のことをよく知らない人は
新約聖書:キリスト誕生後~のまとめ と思ってね!
<新約聖書 コリント人への第一の手紙 第6章8節~10節>
しかるに、あなたがたは不義を働き、だまし取り、しかも兄弟に対してそうしているのである。
それとも、正しくないものが神の国をつぐことはないのを、知らないのか。間違ってはいけない。
不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となるもの、男色をする者、盗む者、
欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪をする者は、いずれも神の国をつぐことはできないのである。
どう???(圧力鍋🥘)
私はこれを読んだ時に、これは寮生たちのことだなと思ったし、神の国=アナザー・カントリーをつぐ資格を持つのは大河くん演じるジャッドだけなんだと感じた。
ジャッドはベネットからの身体の誘いを断り、それでも親友で居て、強い信念と『最大多数の最大幸福』を選ぶ勇気があった。
追記:ベネットとベネット以外の同級生たちに対するジャッドの「おやすみ」の言い方に温度差があってテンションが上がってしまった。大河ちゃん最高?最高。
やっぱりジャッドにとって友人・親友はベネットだけなんだな~~。
2.アナザー・カントリーとは
劇中で何度も流れるのがイギリスの愛国歌『I Vow to Thee, My Country(祖国よ、我は汝に誓う)』(メロディはクラシックの『木星』が用いられているので聴き馴染みあるよね!)
前者は舞台であるイングランドの国教会の聖歌でもあります。
この歌は1番では祖国・イギリスを*1、2番ではもう一つの祖国、神の国・天国=アナザー・カントリーを示しています。個人的に2番の歌詞はジャッドが目指す世界のような気もするんですよね……
→<軍隊もなければ王もいない><平和な国であり続ける>
→資本を社会の共有資産とするマルクス主義=軍が支配・国が資本を管理するのでもなく、資本主義のように貧富・差別が生まれることのない世界
劇中、ジャッドは頑固に、けれども真っすぐに自分の信念を貫いていこうとします。自分の理想を持ち続けます。
監獄の様な、軍隊のような世界からの脱却。闘い、革命を起こし、アナザー・カントリーを目指す。
一方でベネットはそんなジャッドの理想を笑っていたのですが、彼は将来共産主義に傾倒し、ソ連のスパイとなるのです。
→実在のスパイの学生時代を描いたのが「アナザー・カントリー」の物語だったんですね…観劇後に知ってビックリした🤯
追記:後から知ったんですがジャッドって亡くなってしまうんだね…それもベネットの人生を変えた一つの要因になったんだろうな。
結局自由に生きたいと思いながらも順風満帆なエリートの道を歩もうとしていたベネットはメンジースに裏切られ、挫折します。
怒りに震えるベネットを支えたのは、やはりジャッドでした。ジャッドも裏切られた側なのに…まじで良い奴……
そして「闘え」と鼓舞するジャッドはずっと手に持っていたマルクスの資本論の本をベネットに渡すのです=共産主義を受け入れるベネット
またこのシーンでは寮=黒ばかりの重たく暗いセットからほとんどの物が取り払われ、初めて赤い夕景のような照明の中でお芝居が展開されていました。
それはまるで怒りに震えるベネットの復讐の火が燃えているようで、共産主義を手に取って自分と親友を排斥するような世界・ここではないどこかを目指し始めたように見えました。
つまりこのシーンでは、共産主義を手にしたベネットが将来、国を裏切るソ連のスパイになることを暗示しているんだと思います。
(これは私の我儘なんだけどパンフレットだけじゃなく舞台中にもベネットがスパイになった流れ入れて欲しかった…🥺)
また砂嵐のような音も何度も流れます。
何度も何度も流れます。
私はまるで傍受無線の雑音のようだな、と思って傍受無線=スパイ活動=ベネットの未来…かな、とか考えたり。考え過ぎかな〜🥺??
もう一回観る機会があるのでその時に愛国歌と砂嵐が流れるタイミングや数を意識してみようと思います!
追記:砂嵐の音は後半にかけて多く・長くなっていました。ベネットや物語の転機となるシーンに多く使われていた気がします。(最初はマーティノの自殺)
なのでやはり上記のような考え方でいいんじゃないかな~と。
皆さんはどう感じましたか??
3.バークレイとメンジース
良い対比だったと思うんだけど!?この二人!?!?
トゥエンティ・トゥーのメンバーであり寮長のバークレイ。完璧そうに見えて実際は事件後眠れていないという。全てを投げ出したい、とジャッドに零す姿はやはりまだ子供で、なんかちょっと守りたくなっちゃった🥺アレ、推しキャラかも?
一方メンジース。最初和田担から「終盤の怒涛の嫌な多和田任益最高だから」と言われていたものの(そんなに嫌な役ではなくね…寮長目指して事なかれ主義ならこんなもんじゃね…?)と思ってたんだけど「俺の下で」発言とウォートンに怒鳴るところでアラアラアラ???となり終盤の無敵メンジースでひっくり返りました。
底知れないものを演じる時のひでやマジ…強……*2
メンジースは本当に「政治家」らしい学生でした。
4.「自由」とは
デヴェニッシュの叔父・カニンガム。彼はあの時代には珍しい良心的徴兵忌避者。自分の理想と生き方を語っている時の自由さよ!対してベネット達は機械的に示された道を歩む、まるでロボットのよう。最悪な良い対比だなって思いませんでした?
SEの効果もあって、舞台転換のためにカチカチと動く少年たちはやはり自由の無い存在に見えました。学園・寮という狭い世界の中で雁字搦めになりながら生きている。
カニンガムとベネット達の違いは何か?単純です。大人か子供であるということ。
もちろん、大人でも「今の自分ではないなにか」「ここではないどこか」を求めるものだけど、狭い世界で過渡期を生きる彼らはよりその思いが強く、強いからこそ「自由」に捕らわれているのだと思います。
そして結局…一番「自由」に縛られているのがベネットかなって。
そのベネットがどうなったのかは映画の通りです。
ただこの物語が伝えたいことは例え少数でも、孤独でも、立ち向かい「アナザー・カントリー」を目指すその衝動を忘れてはならない、ということではないのかなと思います。
そしてその立ち向かう姿勢が、<ジャニーズJr.>である和田くんと大河くんに重なるとこでより響くのかもしれません。
なんだかダラダラ書いてしまった!!!
ひとまず「今」の私にとって舞台「アナザー・カントリー」はそんなお話に感じました。
次観に行くのが最後なので書き足しに来るかもしれません🖋
記憶違い起こしてるとこあったら教えてくださいね!
それではチャルジャヨ~~👋がちゃんがちゃーん!📞📞*3
舞台マウストラップ~ねずみとり~観てきたよ
こんにちはこんばんは。
2022年現場初めは椿泰我くん初外部&初座長を務めた「舞台マウストラップ」でした!
原作はアガサクリスティーのミステリー小説で海外では何度も上演されている作品になります。
そんな今作の演出を手掛けたのが元吉庸泰さんなのですが…私元吉さんの脚本・演出大好きなんですよね~~~~~!!!
と!いうことで!舞台も考察も大好きなオタクとして最高なスタートを切ったのでネタバレに配慮しつつ感想を書き殴ったよ!
原作未読、元吉さんの舞台を観た数も決して多くはありませんが<共犯者>になった方と感想が共有出来たらな~の気持ちです😊
※大きなネタバレはしていませんがキャラクターの関係性などには触れています
※まっさらな気持ちでマウトラ観たい人は観劇後に読んでくださいね🙋♀️
~まずはジャブで前説コーナーの感想から~
1. ツ~バキバキ!緊張の前説
開演約5分前に椿くんによる前説。
1/13昼公演、全体の2公演目を観に行ったのですが緊張しててカワイイーーー!!!(ゲロ甘判定)
連番した椿担に「椿くん早口になってるから…」とは聞いてたんですがその通りでwww愛おしwwwこんな初々しさは今しか見れないので堪能しましょう。
そしていつか落ち着いてできるようになった姿をみてオタクは感動しちゃうってね…
ちなみに初日には椿ママが観に来ていたそうで、椿くんの口から「ママ」を直接聞けた瞬間にチケ代はタダになりました。
椿ママ!!筋肉痛お大事にです!!!
~こっから本題だよん~
2. 愛と嫉妬と慈愛
ミステリーあるあるの真実と共に抉り出されていく人間の本性。今作では物語のボルテージが上がって行けばいくほど怒涛の会話劇になっていきます。
初見は台詞を追うのに必死!でもだからこそ見入っていく。
そんな「怒涛の会話劇によって生み出される心の膿と美しさ」に関しては元吉さんの得意分野ではないかな?と思っています。
個人的な感想ではあるけれど元吉さんは「愛と嫉妬」「母性と母を求める幼子(家族愛)=慈愛」の表現が妙。激しい台詞の応酬によって残ったそれが、最後には観客の心に強く残るんですよね。。。
どんなに泥沼の人間性を見せつけられても、その先にある美しい想いを知ってしまったら泣くしかないじゃん??
元吉作品は観た後に嵐の後の朝のような、寒い冬の晴れた朝の様な、吸った空気が冷たく澄んでいる様な気持ちになります。語彙がやばすぎる。伝われ。
少し話が逸れましたが!
今作「マウストラップ」では椿くん演じるジャイルズ、その妻モリ―、そして宿泊客クリストファが「愛と嫉妬」「母性と母を求める幼子(家族愛)」の役割を担っていたと思います。
終盤にはもう一組それが発生するのですが…それはネタバレになるので。沈黙✋❗❗❗(cv椿くん)
3. ジャイルズの嫉妬とモリ―の疑心
モリ―とクリストファのバグ距離感見てドッキドキしっぱなしだったんですけど!?えっ二人って実は姉弟だったりする!?!と、まあ見事にハラハラしていた私。私がハラハラするなら夫のジャイルズはそりゃもーーー嫉妬の嵐です。
序盤はぷんすこしている、可愛げのある嫉妬ぶりだったジャイルズも殺人が起こり全員が疑い合う緊張感の中で苛立ちを露わにしていきます。
途中、モリ―と話すクリストファを椅子に腰掛けながらつっっっめたい目で睨んでいたジャイルズにテンション爆上げしました。ごめん。でも普段ニッコニコ☆元気印✨な椿くんが怒りの感情のままモリ―に詰め寄るシーンとか、ねえ…?良い悪っぷりでした。
終始緊張が取れてなさそうな椿くんでしたが嫉妬や憎悪、という負の感情へのスイッチの切り替え方がとてもよかった。叫んで無理矢理作っている訳でもなく。きちんと<ジャイルズとしての感情>があったと思います。
そのシーンがあるからこそラストシーンが気持ちよくなるんですよね~~ですよね!?元吉さん!?
一方、怯えるモリ―はジャイルズの行動にも不安を抱くようになります。
ちゃきちゃきした姉さん女房のように見えた彼女が次第にヒステリックになっていく様は胃が痛かったな…。ただし彼女がその様になってもジャイルズはモリ―を愛しているんですよね。
正に「愛と嫉妬」を担う二人。
4. モリ―とクリストファと母性
初対面のはずのクリストファに甘々なモリ―。さながら自担ヨシヨシをするオタクのよう。(コラ)
ただしそれはクリストファの人間性に対してモリ―の過去が影響していたことが分かっていきます。
ちなみに私クリストファめっちゃ好きになっちゃったんですよね~~ああいうキャラに弱い~~~お菓子あげる、、、。
またこの二人は<母と子>のような関係になっているな、と思いました。
なので作品の中でモリ―は失った<母性>を、クリストファは得られなかった/手放さざるを得なかった<母の愛>をお互いに取り戻していきます。
(クリストファに関しては過去の深堀がさほどないのでほぼ想像ですが…)
ソファに座るモリ―の腹にうずまる様にして抱き付くクリストファとか、まさに<母と子>の母体回帰表現じゃなかったですか?すんごい刺さった。元吉さんっぽい。
視点を変えてみれば相互依存にも近しい二人ですが、ラストシーンで抱擁するジャイルズとモリ―を見て、クリストファは少し寂しそうに、けれども愛おしそうに微笑んでそっと静かに退場していきます。
母の愛を受けた子供の成長。クリストファの精神的な親離れのシーンだと思いました。クリストファ幸せにしてぇ~~~~
5. ミス・ケースウェル
ジェンダーレスっぽい役割の釈さん演じるミス・ケースウェル。もう一度見られるなら改めて彼女に注目して見てみたいですね…。釈さんがやってんだから!と思って注意はしてたんですけど観終わった今、改めてそう思います。
彼女もまた、失った「愛」を取り戻していく。ずるいな~~。みんなどう思った!?
6.まとめ
恥ずかしながらアガサの小説もまともに読んだことがありません!が!作品を基にした舞台などは観たことがあったので元吉さんが演出をすると聞いた時からめちゃくちゃ楽しみしていました!絶対合うもん!!そして合ってた!!!
またそんな舞台が記念すべき椿くん初座長公演と重なって本当に幸運でした😊
椿くんのことなので千秋楽に向かって更に良くなっていくんでしょうね…どうぞそのまま「嫉妬」の役割を磨いていってください!
は~~それにしても面白かった。舞台を思い返すためにも原作読みます🥺
観劇した人はよかったら感想教えて欲しい~~!あなたのマウストラップの話をっ聞かせてっっ
他界隈のオタクがクリエCに出逢ってIMPACTors担になった話
こんにちは。おたくです。
とりあえずこちらをご覧ください。
ダンス上手くね???????
これが当時クリエCと呼ばれていた、現IMPACTorsのファーストインプレッションでした。
改めましてこんにちはこんばんは!
念願のクリエ・ジャニーズ銀座のオーラスに向けて酒を飲みながら書いているオタクことおたくです。
IMPACTorsにとっても私にとっても記念というか大きな区切りになるので沼落ちブログ的な振り返りブログを綴るに至りました。は~~~~~~マジオーラスおめでとう……クリエ最高……あ、韻を踏んでしまいましたね。
さて、タイトル通り私は他界隈のオタク、でしたがすみません。
実際は限りなくジャニオタに近いけどジャニオタになりたくなかったオタクでした。
物心付いた頃からジャニーズの楽曲に触れてきていましたし、関ジャニ∞にズブッといきかけた時代や岩橋玄樹くんをきっかけにクリエセクボ・MAGICに心臓鷲掴みにされたり、という経験がありました。
それでもジャニオタに入門しなかったのは二次元でも三次元でも熱心にオタク活動をしていたものがあったからでした。生来のDD気質なのも理由の一つ。(だってDDオタクがジャニオタになるの…ヤバイやん……)
しかし「SixTONESのPVがYouTubeに上がってる!!」というビッグニュースをきっかけに舞い戻り、今まで避けてきたジャニショにも行くわドル誌も買うわアイランドストアにも行くわ……と転がり落ちていきました。
その背景には今の自分には大人の財力があること、一緒にジャニーズで騒げるオタクがいることも大きいです。
ところがそんな中でも「まだ…上澄み啜ってDDしてるだけだし……」と逃げていた私が上記の<クリエCのファンファーレ!>に出逢ってしまい人生が変わることとなるのです。
- ◆顔も名前も分からんがダンスに魅了される
- ◆自己プロデュース力の高さ
- ◆Summer Paradise2020と炎の体育会TV
- ◆運命の日:10月16日 Music Station
- ◆グループ名とオリジナル曲を引っ提げてクリエへ
◆顔も名前も分からんがダンスに魅了される
完全体のジャニオタになることを避けていたため「無所まで行ったら戻れん‼」と無所は見ないようにしていました。
なのでぶっちゃけ最初はうすぼんやり…と数名の顔or名前に見覚えがあるよ~~な、という感じでした。ちなみに現担当である基くんのことは全く認識してなかった。でも無所クリエに好きな顔がいる気がする……という自覚はありました。
(だってどんなに避けてても島動画の更新は目に入るじゃん……)
だがしかしついに運命のファンファーレが鳴るわけです。
(よいしょ~~~~!!!!!!!)
ブログの冒頭で紹介したファンファーレ踊ってみた。確かあの日はTwitterのトレンドに「ファンファーレ」が上がっていたんです。何かな?と思いタップするとなるほど無所属Jr.だ……危険
だがしかし人間怖いもの見たさで覗いてしまうのです。顔も名前もわからーん!なんて人間があの動画見たって全然認識できるわけないしな、ハマるなんてないないないでしょ♪♪そう思った私が愚かだったのです………
見て速攻「ダンス上手いな!?!?!?」とインパクトを受けた私。沼みを感じた私。を更なる罠が襲います。
そう、悪魔の囁き
※🙂→私、🐱→友人
オタクって人を沼に突き落とすの好きだよね…………
見てください。好きな顔がいる気配に怯えているオタクを。
(括弧内はグリフォの中村嶺亜様についての話をしています)
怖いです。
次のリプでもうこの会話です。
早くね??????
パーソナルベスト更新です。
こんなにも秒で顔と名前を覚え一致させた子達はいませんでした。
今までは誰か一人又はコンビで気になってから徐々に全体へ…の流れだったんですがクリエCに関してはダンス上手い!!7人動画めちゃ撮ってる!!!と、最初から個人ではなく全体に興味を持っていました。
ダンスきっかけでハマったグループは私史上初です。
そのくらい、あのファンファーレに衝撃を受けたのです。
ちなみに消してなかった少クラの録画見返したら7人めちゃめちゃバックにいたしなんなら基くんのジュニアにQもあったし「滝沢歌舞伎の子か〜!?!!」というアハ体験もした。
君たちのこと、知ってたわ…………。
◆自己プロデュース力の高さ
クリエC・IMPACTorsを語る上で自己プロデュースの上手さについては欠かせない。
彼ら7人は全員が成人済み(末っ子ツインズのあらみなは去年二十歳に)のため時間がない、駆け上がっていく!とよく口にしています。実際その通りですしそのガツガツさも好きなのですが、「全員がある程度の大人であるからこそ先を見据えたアピールが出来ている」ことが強みだと思います。
🌰クリエC時代のメンカラ募集企画や
🌰自粛期間中に唐突に始まったSTAY HOMEシリーズ
(これまーーーーじでやばかったこの子ら無所なのに強………と死んだ記憶がある)
🌰毎日投稿と化していたリモート動画シリーズ
このシリーズは面白くて笑えて且つ7人の雰囲気や各々のキャラクターが分かるようになる。素晴らしい教材。
これ、頭空っぽにして楽しめるけど色々考えて作られているのもよくわかる。
スゲーーーーーーな!?!!
誰がメインで編集していたかは明かされていないけど横原P(プロデューサー)かな〜?
一応、一応ね?4月の時はまだ「クリエC担」のつもりはなかったんですよ。
3月末に既によこもとメンカラ補色※(旧メンカラ)でエモいとか4月に販売された伝説のテレファンクロス Vol.34で泣くとかしてたけど。
でも気が付いたらハチャメチャに7人が好きになっていた。IGNITEと滝沢歌舞伎も買ってた。ナチュラルにクリエCのオタクと名乗ってた。
「動画を見ていたらハマっていた」わけです。
これってただ動画撮ってるだけじゃここまでにならないんですよね。
Island TVという無料で誰でも視聴することのできるコンテンツ。無所でもアピールできるコンテンツ。このポイントをよく理解して作っていたと思います。 #クリエCにQしたらAするよ なんてハッシュタグも作ってたしね!
肌感としてこの自粛期間中にクリエCのファンがめちゃめちゃ増えた気がする。
以前影山くんが「クリエの中止は悔しかったけど意味があるはず。この状況も力にしていきたい」(かなりうろ覚えなのでニュアンスだよ〜)と言っていたけれど、彼らは本当にこの状況を力に変えた。もちろんそれは7人の努力があってこそ。
………えーーーーーーーーーーめっちゃ好き…………思い出し泣きしてきた…………………………。
自粛期間に掲載された雑誌のテキストもと〜〜〜〜ってもいい内容だったし、彼らの真骨頂であるダンス動画も上がったり、よこもとが振り付けしていることが発覚したりと彼ら7人への𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬………は加速していきました。
そんな中自粛期間も明け、ハピライにクリエC が出たり雑誌の露出がジワジワ増えたりとしていきます。ハッピーの蓄積。
ちなみにタイトルにあるよう、別界隈のオタクもしているのでここまで来ておいて「程々の熱量でな…」と自分自身に言い聞かせていました。
◆Summer Paradise2020と炎の体育会TV
まじでこの期間で完落ちしました。
粘ってたけど負けた。
8/10 宮近海斗サマパラバック
8/14 クリエCサマパラ&少クラ
8/15 炎の体育会TV(基くん出演水泳部)
+日々アップされる島動画
怒涛のクリエC weeeek ノックアウトです。
実はこの時期別界隈の現場もあり、劇場に足を運ぶ日々でもありました。
ところがクリエCがバックを務めたちゃかパラと現場の楽が重なる事件が発生します。……が、夜は見られるからいっか〜☆という気持ちでした。最初はね。
千秋楽(昼)を終え、バカになった涙腺を必死にきゅっ…としながらTwitterをチェックすると素晴らしい内容の数々が。え、めっちゃ楽しそうやん!?余韻吹き飛ぶ。
時刻は15:25……15時公演の最中。あと5分以内ならまだチケ買える……
目の前のファミレスに駆け込みました。
オタクの行動力ってハンパないよな。
ちゃかパラ自体本当に楽しかったし、クリエCの個性もダンスも光ってた。バックというより「宮近海斗withクリエC」という感じで宮近先生に感謝しまくった……もちろん夜公演も購入。
サラッとブログの導入でも書いたけどMAGICが好きだった私は宮近メドレーで泣きました。ちゃかちゃんの青春であり私の青春。
MAGICは初めて好きになったジュニアのくくりだったから。初めて「グループ化してデビューしてほしい」と思った5人だったから。
はっきり言っちゃうと亡霊だったし願いが叶わなかったからジャニーズを離れた部分もあります。
そんな思いもあったからこそ、ちゃかパラで一緒に楽しく踊るクリエCに対して「絶対にグループになろうね;;;;;;」という激アツ激重感情が高まっていきます。
来る8/14Cパラ
こんなに最高なライブある???????
Cパラだけで未だにブログ一本書けるので鬼割愛するけど、彼らの熱量、気合、覚悟、パフォーマンス力、「グループ愛」、初ライブと思えない完成度の高さ……など沢山のものを見せてくれたライブでした。
正直グループ名の発表があるんじゃないか…!?と期待もしていました。
(彼らもひょっとして…と思っていたこと。名前が付かなくて残念に思ったことが最近になって明かされました。泣いた)
私が彼ら7人を好きになるきっかけとなった「ファンファーレ!」は、クリエが中止になった時には「悲しいイメソン」だったけど夏には「苦労を乗り越えてきたイメソン」に変わってて。めちゃくちゃ泣いた。
ラストの喜びの歌と挨拶も忘れられません。この子達を愛す!!!!!!!と誓った。
そして衝撃の事実。
Cパラの裏でクリエCが少クラで初メインパフォーマンスしてた。
嘘やんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
クリエC担が見逃すというドン被り事件。
※翌年はIMPACTors地上波バラエティと滝沢歌舞伎生配信が被ることに。試されすぎている。
でもこれもいい思い出なわけです笑
7人追っかけてると飽きませんね!
そして8/15 炎の体育会TV-上田ジャニーズ水泳部 地獄の夏合宿-
基担的にこれは外せなかった。サマパラ翌日放送の水泳部。これもブログ一本書けちゃうので割愛しますが、基くんの決意や覚悟がドストレートに伝わってくる内容でした。
ぶっちぎりの実力を持ちながら誰よりも真剣に、誰よりも熱く、誰よりも厳しくストイックだった基くん。良い意味で顔が怖かったアサシンシュンスケ。
基くんをよく知らない人でも「この子は熱い子なんだな」と思ったでしょう。
そしてこれだけ熱く真剣に向き合う基俊介というアイドルが「同じ方向を向いている」と信頼を置いて共に戦うと決めた仲間が〈クリエC〉であること…そのことにも涙してしまいました。
オタクはまじですぐ泣く。
ちなみに体育会TV放送後にアップされた動画がこちら
ギャップエグ
◆運命の日:10月16日 Music Station
IMPACTors結成!!!!!!!
Mステ×ジャニーズJr.のコラボを発表された時からジュニア担は皆ドキドキしてたね。
発表されてた人数から計算したり当日に人数増えて混乱したり……
放送を見てクリエCいる!紹介Vもある!と喜んだのも覚えています。
そして運命の………サプライズ発表。
♫「シュミレイションなんて 誰にもされたくないね」と共に流れた〈IMPACTors〉の文字。
………この手のシュミレイションはしてなかったわ!!!!!!!!!!!!!!!!!
皆さんどんな反応だったのでしょうか。
泣いたり笑ったり叫んだり…色々でしょう。
私は具合悪くなりました。
期待と緊張と驚きと………なんかいろいろで………………しんどかった………………。
いやあの落ち着いた頃にはちゃんとワーワー喜びましたけどね!!!
しょーーーーじきちょっと期待はしてた。
だって周りみんなグループの中で「ジャニーズJr.のジャニーズJr.」って紹介されてるのそろそろ無理あったじゃないですか……。
でもまさかそれがパフォ中に来るとは思わなくて。来るなら紹介VTRだと思ったんすよ〜〜〜なのでちょっと落胆してからの「IMPACTors」
やられたわーーーーーー……(くるならっ言えよォ~~~!!)
https://j-island.net/movie/play/id/4413 ※0:52〜
放送終了後に上がった動画がこちら。
守りたい、この笑顔。
そしてこの日から他界隈のオタクはIMPACTors担になったのです。
◆グループ名とオリジナル曲を引っ提げてクリエへ
そして現在。念願叶って彼ら7人はクリエCからクリエDのIMPACTorsとして、ジャニーズ銀座2021の大トリにやってきました。
それもバチかっけぇオリジナル曲二曲と一緒に。
また、いんぱく担というホームでやる有観客ライブは初。いんぱくもオタクもようやくここで「初めまして」を迎えたのです。*1
長い遠距離恋愛だったね。
メインで踊ったこともなければマイクを持ったこともない。もしくは最前線から後退した子もいた。テロップはよくて「ジャニーズJr.」
2019年の8.8ではマンションにいた彼ら。
そんな彼らが堂々と歌い踊り表現し、楽しそうにステージに立つ姿は本当に本当に本当に格好良くて可愛くてキラキラ輝いていました。
最高のアイドルグループの一つとして、たしかにIMPACTorsは存在していました。
心から楽しい!休演日は寂しい!と言ってくれるIMPACTors(また韻踏んじゃった)
その熱い真っ直ぐさが彼らの魅力の根源だと思います。
クリエが終われば再び滝沢歌舞伎です!
きっときっとより一層成長して行くのだと思います。
こんなに素晴らしい彼らを、IMPACTorsを応援できて本当に幸せです(沢) *2
目指せ横アリ単独!!!!!!!
横アリで聞く「ようこそIMPACTorsの世界へェ!!!」ぜってーーーー最高だから!楽しみだね!!!!
IMPACTorsを応援しているとHabby*3 ばかりです。
最後にはなりますが、IMPACTorsのみんな。諦めずにいてくれてありがとう。
クリエに連れてきてくれてありがとう。
みんなで叶えていきましょう!!!!!!!
(P.S.いんぱくちゃんへ 横アリでペトラとKichuやってください)